《 トロイメライ Traeumerei R.Schuman 》
わずか2分半ほどの間に、ノスタルジックな思い出が次々と浮かびくる不思議な豊かさを持った小品。シューマンの「子供の情景」の第7曲目にあたります。
シューマンのピアノ曲の中でも最も知られた作品で単独でもひんぱんに取り上げられています。
トロイメライとはドイツ語で、夢を見ること、夢想することー
この曲では冒頭のドーファで始まるフレーズが何度も出てきます。それが出てくるたびに心模様が移り変わり、感じていることが違ってくる。。。そのような展開があります。
最後のほうには衝撃的な和音が出てきます。「あぁ!夢だったのか」と思うような瞬間ー。それを感じてほしいです。
短い曲ですが、ちょっと触れられただけでこわれてしまいそうな繊細さが秘められ、その美しさには比類がありません。
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